2014/08/18

8/16 花火寄席、無事終了しました


(写真:右前のもじゃもじゃしたのが私じゃ)

焼酎亭の花火寄席
お盆のど真ん中でしたが
無事終了しました
ありがとうございました

今回は
来離居無亭檸檬こと私は出演せず
初の来離居無亭の門人
来離居無亭アイスのデビューでした

まあ
くりぃむ落語ということで
いつものごとく
創作落語を書かせてもらい
アイスさんが落語初めてだったので
全体的にサポートしたという感じです

今回の噺は
『一姫二太郎』という題です
風呂屋から帰ってくると
知らない女の人が
家の中に立っていて
誰かと尋ねると
「姫じゃ」と答える
実は彼女は
お姫さまの幽霊で
下々の暮らしを体験したくて
ここに出てきたという
ご要望の
下々のもてなしとは……
「目黒のサンマ」?

という感じで続いていくお話です
落語の話自体は
幽霊話ではありながら
ちょっといい話で終わっていくのですが

実は
話のベースにしたのは
私が実際に体験した
怖い出来事なんです



7年か
8年か前のある夏の日
仕事から帰って
夕飯前に汗を流そうと
シャワーを浴びまして
バスタオル一枚でリビングに向かうと
全く知らない女の人が
立っている

向こうは全く無表情で
仕方なく何者か尋ねると
「プリンセスです!」
と変なテンションで答えてくる
まさに落語のような!
しかし現実ッ!

彼女は幽霊でもなくて
こっちは相当パニックになったんですが
結局
人生初の110番をして
警官4名に来てもらい
いろいろありながら
プリンセスは丁重に連行されていきました

要は
鍵を締め忘れてたみたいで
勝手に入り込んでいたようなんです
精神的な病気の方だったので
こちらも訴えたりせず
刑事事件にはしなかったんですが

プリンセスが
勝手に台所から包丁持ち出してても(ごく近くに立ってた)
おかしくなかったし
勝手にベランダから飛び降りてても(マンションです)
おかしくなかったし
警察や嫁さん(はまだ帰ってなかったのです)の前で
急にまともになられて
むりやり連れ込まれたと騒ぎ出しても
困っただろうし(こっちは風呂上がりの裸だ!)
あの瞬間瞬間も
あとあと考えても
本当にいろんなことが頭の中を巡りました

小さなトラウマを与え
人生観をちょっぴり変えてくれた事件でした
そんなこんなが
今回
ふと落語のネタとして
落ちてきまして
良い噺が書けた次第です

私のなかのプリンセスも
これで供養?
できればなあと思います


来離居無亭アイスも
往年の舞台勘を取り戻し
久々に役者の皆さんにも囲まれて
楽しかったようです
軽い気持ちでやってみたいと言っていた彼女を
少し強めに後押しして
高座に上げるような感じだったので
私も結構緊張したのですが
いい高座になってよかったです

私にとっても
他人に作品と提供することが
久々だったのですが
一定のクオリティは
クリアできた作品が書けたかなと
前々から
女性の演者さんがやりやすい落語を
書きたいと考えておりまして

何といいますか
歴史的にも噺家さんは男性が多くて
まあ
男性用に噺がなってる
男性が作ってることが多いだろうし
それで
女性が演じられる時は
それぞれ「おっさんギア」みたいなのを
開発
というか
定義されて
というか
工夫されて演じておられるわけです

何かしら
女性の可愛らしさが出せる噺が
いつか出来ればと思っていて
いろいろ試してきてはいたんですが
今回
一つの極点には触れられたかな
と思いました

また
多くの方に演じてもらえる噺が
書けるように
今後も精進いたします
機会を与えてくれた
焼酎亭とお客様に感謝いたします
ありがとうございました




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